ニコンZ9のRAW動画内部記録に関して米RED社から提訴される。

ニコンZ9のRAW動画内部記録に関して米RED Digital Cinema社から提訴される。

ニコンZ9の目玉機能のRAW動画の内部記録に関して、RED Digital Cinemaが「ニコン Z9のRAWファイル記録技術が自社の特許を侵害している」としてニコンを提訴しているようです。

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RED Digital Cinemaはプロ向けシネマカメラを開発・販売する企業で、同社はカメラで撮影した映像ファイルを高品質なまま圧縮する独自のRAWデータ圧縮技術の特許を取得しています。

今回の提訴に関する詳細は以下を参考にしてください。

過去にはSONYやAPPLEも同社から提訴を受けていた様で、いずれもRED Digital Cinemaの訴えが認められている様です。

訴訟問題は文章で読むと固すぎて何を言っているのかわかりづらいですが、上のYoutubeでわかりやすく解説してくれているので、是非ご覧ください。

過去には特許侵害により、カメラから該当機能が削除された例もある様です。

もしこの訴訟が認められ、Z9からRAW動画内部記録の機能が削除されると大変なことになりますね。
おそらくこの機能を目当てに購入を決断した人も多いと思います。

特許ですので、ライセンス料を支払えば使用可能だと思いますが、ニコンの対応を待ちたいところです。

また余談ですが、今回提訴を起こしたRED Digital Cinemaが保有している特許はベイヤー配列センサーでの話なので、富士フィルムが採用してる『X-Tranceセンサー』では関係ないようです。

汎用的なアイデアに対して特許を取得するのはむづかしい様ですが、RED Digital Cinemaが特許を取得した時点では映像撮影でベイヤー配列のセンサーが使用されることがあまりなかった様です。

カメラ関係は特許の嵐ですので、この様な事例は珍しくないのでしょうが、いずれにせよ、ニコンがどの様な対応を取るのかに注目したいところです。